Vue製作過程③~From the cave~ [Vue製作過程]
前回は洞窟を描いた。
取り敢えず、難関にみえたところを突破したので気が楽になったかも。
次は、まず空。
Vueには大気という項目があり、そこには色々な大気設定が既になされている。
勿論、これを選んだままでも良いのだけど、大気エディタでも調整が可能。
こちらは、もや、霧の色、それらの密度や、雲の種類の追加、その雲が発生する高度設定、密度、露出などを設定できる。
他にも大事な環境光などの設定。
環境光とは、その場面で使われている光のこと。
これには、均一光と天空光がある。均一光は、文字通り、場面全体を満たす均一な光、天空光とは、太陽がある位置から、地形やオブジェクトを照らす光のこと。
天気が良い日は、太陽が明るいので、天空から落ちる光の度合いが多く、よって天空光が多い。
天気が悪い日は、太陽も暗いか見えないかしてるので、天空から落ちる光の度合いは弱いか全くなく、よって均一光が多くなる。霧やもや、朝方などがいい例。
これには色も設定できる。青い色を使えば、大気全体が青みがかったり、黄色を使えば、大気全体が黄色がかったりする。青い大気はシャープな感じに、黄色い大気は、柔らかく暖かい感じになる。
夕焼けや、黄昏には、黄色がかった色がよかったりする。
光源バランスなどもあるけど、持っている人は、色々試した方が理解が早いと思うので省く。
空に、ここでは平面を使ってみる。アルファ平面というもので、平面を作り(厚さは全くない)そこに空の画像を貼って、背景の奥の方に立たせるというもの。
Vueで作成した本来の空があり、真ん中に映画のスクリーンのように空を貼っているのが、分かる?
これに洞窟を継ぎ足すと……。
こうなる。
右端の方が空が切れているけど、ここの辺りには、そのうち地形がどん、と置かれるし、この雲の位置が気に入ったので、これでよしとしておく。
いっそ、これの方が、今回の場合は分かりやすい。
Vueは気になるところを、拡大してレンダリング(パソコンに計算させて画像を作ること)が出来る。
魚の部分、涼しそうなので(今寒いけど)水の底も見てみたいし(現在、大した底ではない)が拡大してみる。
水の揺らぎと屈折で、魚の影と、魚そのものがゆらゆらと見える。
いやあ、涼ですねえ……。(季節を間違ったか)
(注)Vueに詳しい方で、私の解釈が間違っていたら、全然構わないので、ご指摘ください。
マニュアルを見ての私なりの解釈なので、勘違いがあるに違いない、とまで思ってますので。
取り敢えず、難関にみえたところを突破したので気が楽になったかも。
次は、まず空。
Vueには大気という項目があり、そこには色々な大気設定が既になされている。
勿論、これを選んだままでも良いのだけど、大気エディタでも調整が可能。
こちらは、もや、霧の色、それらの密度や、雲の種類の追加、その雲が発生する高度設定、密度、露出などを設定できる。
他にも大事な環境光などの設定。
環境光とは、その場面で使われている光のこと。
これには、均一光と天空光がある。均一光は、文字通り、場面全体を満たす均一な光、天空光とは、太陽がある位置から、地形やオブジェクトを照らす光のこと。
天気が良い日は、太陽が明るいので、天空から落ちる光の度合いが多く、よって天空光が多い。
天気が悪い日は、太陽も暗いか見えないかしてるので、天空から落ちる光の度合いは弱いか全くなく、よって均一光が多くなる。霧やもや、朝方などがいい例。
これには色も設定できる。青い色を使えば、大気全体が青みがかったり、黄色を使えば、大気全体が黄色がかったりする。青い大気はシャープな感じに、黄色い大気は、柔らかく暖かい感じになる。
夕焼けや、黄昏には、黄色がかった色がよかったりする。
光源バランスなどもあるけど、持っている人は、色々試した方が理解が早いと思うので省く。
空に、ここでは平面を使ってみる。アルファ平面というもので、平面を作り(厚さは全くない)そこに空の画像を貼って、背景の奥の方に立たせるというもの。
Vueで作成した本来の空があり、真ん中に映画のスクリーンのように空を貼っているのが、分かる?
これに洞窟を継ぎ足すと……。
こうなる。
右端の方が空が切れているけど、ここの辺りには、そのうち地形がどん、と置かれるし、この雲の位置が気に入ったので、これでよしとしておく。
いっそ、これの方が、今回の場合は分かりやすい。
Vueは気になるところを、拡大してレンダリング(パソコンに計算させて画像を作ること)が出来る。
魚の部分、涼しそうなので(今寒いけど)水の底も見てみたいし(現在、大した底ではない)が拡大してみる。
水の揺らぎと屈折で、魚の影と、魚そのものがゆらゆらと見える。
いやあ、涼ですねえ……。(季節を間違ったか)
(注)Vueに詳しい方で、私の解釈が間違っていたら、全然構わないので、ご指摘ください。
マニュアルを見ての私なりの解釈なので、勘違いがあるに違いない、とまで思ってますので。
こんにちは!
楽しみにしていた製作過程!!
何回も読みました。
特に、大気のお話がすごく楽しみだったのですが、一番上の画像にある、
大気のパターンを見るだけでも、寒々、暖かそう、夕方で空気が冷えてきた感じ、
朝っぽい空気、など、いろいろな違いを感じました。
それをさらに自分で調節出来るとなると、本当に無限に作り出す事が出来るのですね。
次の光のお話も、とても興味深く読みました。
均一光も、天空光も知らなかった!
光にもいろいろな光があるんですね。
天気の良い日、悪い日の例、とてもわかりやすかったです。
全然知らなかった自分でも均一光や天空光の多い少ないの違いが
イメージ出来ました。
曇りの日とか、確かに大気というか空気はどこ見ても差がないというか、
そういうイメージですが・・・
アルファ平面も初めて聞きました。
>アルファ平面というもので、平面を作り(厚さは全くない)
この厚さとは、どんなものですか?
奥行き・・・???
元の空との距離・・・??なんか的はずれな事ばっかりいってそうで
恥ずかしいのでこの辺でやめとこ^^;
でも、初めての概念でわくわくしてます!
洞窟が足されると、さらに素敵ですね!
洞窟の左側の壁に光が当たってる。すごくリアル!!
>拡大してレンダリング(パソコンに計算させて画像を作ること)
こ、これはー
パソコンに計算させて画像を拡大という事は
ベクター画像と同じ原理なのでしょうか?
劣化しないんですね。
すてきっく!
魚かわいい^^
本当に生きてるみたいです。動き出しそう。
群れになってるところがさらにかわいい^^
何か、的外れな事ばかり書いてしまったかもしれませんが
すごく楽しく読んで考えさせて頂きました。
次の製作過程も楽しみにしています!
by ひろこ (2008-03-08 12:50)
ひろこさんへ
お越しくださり、ありがとう……ぐしゅん!
だけど、風邪ひいちゃいました…。
色々興味もってくれて、沢山面白かった点、疑問点も書いてもらって
すんごく嬉しいのですが、今はそこまで書く頭がまわりません…。
多分、月曜ぐらいには、よくなると思うので、その時に詳しくコメントとお礼を書きますね。
あー喉が痛い…。鼻水も…。
子供のがやっぱりうつったかな?
by 島川 類 (2008-03-08 18:15)
類さん、こんばんは!
風邪と聞いて飛んできました。
大丈夫ですか?
本当に無理をしないでゆっくりとお休み下さい。
娘さんも風邪をひいていたんですね。
娘さんも早く良くなりますように!
具合悪いのに、レスして下さってありがとうございました!
お大事にしてくださいね!
by ひろこ (2008-03-08 20:12)
ひろこさんへ
こんにちは。やっと風邪が良くなりかけてます。
というか、風邪自体は予想以上に早くおさまったのですが、もともと抱えている疾患が出てきて厄介です。
娘の方もおかげさまで、私より先に良くなりましたね。
オット→子供→私と、風邪になりましたが、取り敢えず、子供の方は自力で風邪をひいたようです。(オットがうつしたとかじゃない)
大気はね、既に設定されていてすぐに使えるものだけでも、150種類以上、用意されています。大気のプレビュー画像の上の方に悪天候、日光、下にゴッドレイと書いてあるのがわかりますか?
均一光、天空光、普通は馴染みないですよね。
建築では、天窓を作る時に、天空光をいかに上手にいれるか場所などを考えるようです。写真とかにもこの原理、使えるのかどうかわかりませんが…。知っておくと面白いかも。
アルファ平面は、映画のスクリーンとかのイメージです。
もっと簡単に言うと、幼稚園とかのお遊戯とかで、森の場面とかをステージで再現するとするでしょう?
そうすると、ステージの奥の壁に森の絵を貼ったりしますよね?
その森の絵が、凄くリアリティのあるものだったら、そこだけ見れば、まるで本物の森の中に見えます。
でも、全体に見れば、壁に絵が貼ってあるだけ……。
この記事での空は、水の上に大きな別の空のスクリーンが掲げてあるといった感じなのですよ。
厚さがない、と書いたのは、ちょっと語弊でした。ええと、現実世界のコピー紙ぐらいの厚さと思って貰えれば…。
3DCGでレンダリングといえば、パソコンに計算をさせて画像を書き出すことにあたります。
ベクター画像、遠からずというか、考え上は、ベクター画像(点と線ね)に、Z軸(高さ)をたすと3DCGになるんですけどね。
ここで拡大してレンダリングできるという手順は、拡大したい場所を選択範囲で囲み、画像の出力ピクセルを(440*330)選択すれば、その出力ピクセルいっぱいに選択範囲の画像が表示されるということなのです。
この時点で出力されるのは、ベクター画像とは残念ながら、違います。
大きい解像度がほしければ、もっと大きい出力範囲を選んで、再計算ということになります。
ここに出している画像も、解説のために、改めてレンダリングしたものです。ちなみに出力はBMPなのですよ。
そちらも、ちょっと体の調子がお悪いようですね。
無理されませんように。(夢中になるの、凄くわかるんですけどね)
by 島川 類 (2008-03-12 15:42)
類さんこんばんは!
お体大丈夫ですか?
家族皆で風邪をひいたんですね。
季節の変わり目だから尚更ひきやすいのかもしれないですね。
皆様お大事に・・・
自分が書いた質問(?)に応えて下さってありがとうございます!
均一光、天空光、名前が気に入っちゃってます^^
建築の方でも使われる言葉なんですね。
写真加工とかであまり意識した事がなかったのですが、これからそういう光の存在を意識して作ったりしてみたいです。
また、大気の種類の多さにびっくりしました。
すぐに使えるので150種類・・・
それに自分で変更を加えていけば、宇宙的な数字になりそう。
すごいソフトですね!
ゴッドレイ、ありますね!すごすぎる~
いろんなバージョンのゴッドレイ作ったらすごいでしょうね。
アルファ平面のご説明もありがとうございました。
幼稚園のお遊戯の背景の例ですごく納得・・・
それを踏まえてもう一度絵をみると、確かに!とさらに納得です。
ちょっとわかってきて嬉しいです!^^
レンダリングはそういう事なのですね。
そうか、ベクター画像に高さを出したのが3DCGなんですね。
選択範囲、出力ピクセル選択、画像表示、ってすごい便利そう・・・。
自分にとってvueは未知なのですが、本当にいろいろな機能があるのですね。
自分のパソコンだとフィ~って言って止まっちゃいそうです^^;
by ひろこ (2008-03-13 23:23)
こんばんは。
昼間は、小物作ってました。図を見ただけだと直線縫いばかりで、凄く簡単そうに見えるけど、なぜにこんなに時間がかかるのでしょうか。
その道の人なら、すっげく早くできるんだろうなあ…。
こちらこそ、質問ありがとうございます。
ワタシも今回はじめて建築にも使われることを知りました。こうやって知識は増えていくみたいです。
ゴッドレイ、作ってみたけど、なかなか上手くいきませんでしたー。
いやー特殊な自然現象なので、再現はなかなか難しいと、マニュアルにあったけど、そうなのかなー。
いや、一応は出来たんですけどね。
保存はしてなかったので、今度、もう一度チャレンジして、ここにのっけてみます。
いや、あの大気のゴッドレイ使ったほうが簡単だよなあ、とか。
大気を作って、自分で使ったり、フリーで配ったり、中には販売したりする方もいます。
アルファ平面は、あの場合、空は『はりぼて』という形になります。
3Dの洞窟に写真を使っても違和感ないでしょう?
スクリーンの横から、ライトを当ててるので、まぶしいですが、ちゃんと調節してく予定です。
Vue、今も体験版やってます。(Vue6 PLE)
データの保存可能で、一ヶ月内は、レンダリング(画像出力)も、Vue6 Newdown と下にロゴが出るだけです。
(その後は、e-onというロゴが一面に入るので、鑑賞にはちょっと)
CSSやら、お絵描きやら、サイトやら、ひろこさんには沢山やりたいことが待ってると思うので、せっかく紹介してくれたのだから団ロードを、という気遣いは無用ですよん。
一応、リンク。
http://content.e-frontier.co.jp/e-on/download/trial.html
あら? 今、サーバー障害でダウンロードできないとか出てきたぞ。
by 島川 類 (2008-03-14 21:24)