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Rusty IslandⅠ [CG Gallery (Vue)]

rusty_sima.jpg

(画像クリックで元サイズの画像が出ます)

使用ソフト:Vue8 Infinite,PhotoShop

大気モデルは、スペクトラル大気を使用。
照明モデルは、ラジオシティを使用。
レンダリングはスペリオールを使用。

友達のゲームのイメージを描かせてもらいました~。
はじめにさび島(Rusty Island)っていうところに招待されるんですが、作られた空間が崩壊して、あちこちをさ迷いながら脱出を図るゲームです。

最初のイントロの部分の島の部分とか、パソコンから旅行会社に接続してそこの情報を見るとか、そのあたりは凄くいいんですよ~。
その後、お腹すいてるのに歩かされたりとか、美味しい食べ物(これらも3DCGで表現してあるので美味しそう)が露天にあるのに買えなかったり、後半、ちょっと切なくなるゲームです。

お腹がすいてる時にやっちゃいけないゲームです。
MYSTに非常に似ていて、行く方向にクリックして進めるゲームなので、絵の枚数は凄くあるんですよ。
背景だったら、490枚という私からしたら有り得んレベルなのです。

こういう個人で作るゲームって、いいもの悪いものにかかわからず、最後まで作るのが大変なのです。
最後まで一人でモチベーションを保っていなければならないし、趣味で作るものだから、金銭的な利益もなし。
そういう意味でいうと趣味って難しいなあ、と思います。

その友人の島には、本当は神社(赤い鳥居のやつ?)もあったらしいんですが、容量の問題とかストーリー
の問題で載せられなかったというので、じゃ、そこからの景色描いてみよう、と描いたのがこれ。
やっぱり神社といえば、高い位置にあって、中は多分、うっそうとした植物に囲まれてになっていると思うので、こんな感じに。

で、空は雨上がりの感じにしました。
雨上がりって、青い空が少しと、雲がいろんな曖昧な色になってませんか?
あれ見るの大好きです。
雲の流れと不思議な大気の色なので。

この絵は、何度も島関係は作ってるので、本体は殆どそれの流用です。
映ってませんが、下には本当に水がありました。(映らないので削除してますけど)
特別なことは何もしてません。

3D全体にいえることですが、3Dは位置やカメラの向きをちょっと変えるだけで違うものになるのがいいとこです。Vueは大気と暗さと明るさを色々変えるとかなり違って来るのも魅力です。

仮復帰みたいになりますが、Poserで悩んでます。
これの問題が片付かないと次に進めない。
やっぱり販売元に訊いた方が?(また英語か!)

Vue8を立ち上げる時もかなりてこずって、何度もチケットをとってe-onに相談したのに。(英語で)
英語がひたすら憎い~と思いながらも、エラーレポートも書いたし。(ちゃんとe-onの記録に残ってます)
最後にはVue6のアクティベーションも制限回数を越えたので、メールして増やしてもらいました。
e-onは対応はとにかく早いのでいいですね。

熱くなっちゃいましたが、まあ、ぼちぼちやっていきます。

ラスティのゲームはこちら

http://i04port.sakura.ne.jp/co/mi2/avg2.html

最後に露天のご馳走食べ放題とか、島を散策し放題とかのイベントがあれば嬉しかったなー。
同じことを思った人は沢山いたようで、

『最後ぐらいには、ご馳走食べれるだろうと思ってたら最後まで食べれなかった』

というのがありました。
なまじ、ご馳走に力入れて作ってあって珍しい料理なので、余計に切ない……。

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Huge departure from castle [CG Gallery (Vue)]

随分と遅れましたが、C3Dのお題、空の冒険で描いた絵です。
コンテスト形式になるのですが、私はいつも参加できるような暇がないので、たまたま描きたいお題と合致した時に描いてます。
それと、少なくとも二ヶ月に一度は、この形式でお題発表があるので、特に追いかけてもいません。

これは、たまたま以前から描きたかったものが、お題に合っていたのでやってみよう、と思ったのでした。

castledoragon1.jpg

以前、アニメで鳥が空を舞っているのを下から見上げたものがあったのです。
アングルが面白いなあ、と思っていつか何かで作れたらと思ってました。

で、Poserを購入したのが、この絵を描いたのより3ヶ月ぐらい前で、購入して一度も使ったことがなかったので、Poserも出来れば使いたいなあ、と。

これのドラゴンはレンダロシティからフリーでダウンロードしたものなんですが、動く為のファイルとOBJファイルが別になっているのが分からず、苦労しました。
DAZとかからの有料購入だと、勝手に然るべきフォルダにダウンロードしてくれちゃったりするのかしら。

そうかあ、そうなってるのね、と当時は納得したけど、今はまた、覚えてないかもしれない……。

Poserで時間を取った上に、Vueに持ってくると微妙に違う。翼のテクスチャも色々試してみました。

後、時間を取ったのが、城の石壁に落ちる木の影。
これに妙に凝っちゃって……。
カメラから見えない部分にオブジェクトの木を置いて影を作ってます。

建造物に落ちる影って面白い。C3Dで建造物専門に描いてる人がいるけど、そういう絵を作るのも憧れです。
CADをやってた経験があるので、Vueで建築物はぜひやってみたい。時間かかってもいいから、どれぐらいリアルになるんだろう。

あ、話がそれましたが、英語の題名の意味は、城からの雄大な旅立ち? みたいな意味です。

で、苦労したのが鳥です。
これはエコシステムを使って、下層、中層、上層と、三段階使って散ばせています。
暗雲というか、天気の悪い日にドラゴンの周りを鳥が沢山舞う様子を描きたかったのですが、なかなか上手くいきませんでしたー。
よく考えたら、アニメの鳥は霞や鳥の色も好きに変えれただろうけど、Vueは大気もシミュレーションしているので、黒い雲を立ち込めさせたら上層の鳥が見えなくなるのは当たり前なんですよねー。

それに気付いたのは、作品を出して、その後リメイクを試みた後でした。(そのリメイク品は出してませんけど)
当時は、どうして鳥が表示(特に上層の鳥が)されないの~! とムキーッとなってました。

それはともかく、やりたいと思っていた鳥の乱舞を描けたことは描けたので、自分のしたかったことはクリアしたと思ってます。
でも、全体に古く暗い雰囲気になったのと、いつもとタッチが違うね、と指摘もされたので、そうだよねえ、どうしてだろう、と思ったら、ドラゴンを使いたいと思った起源にあったのでした。

ドラゴン好きなんですが、それの起源は、パンツァードラグーンというゲームからです。
で、そのゲームはハードの能力を最大限に出した3DCGゲームで、高速でもポリゴン落ちしないソースを独自で作ったという良質のゲームです。
(敵も昆虫を大きくしたような、地球での石炭紀のような生物で自分好み)

で、そのエンドロールの油絵風の絵が好きで、どうもその雰囲気に知らず知らずに似てしまったようです。



で、これは当時、娘が熱を出してなかなか下がらず、といって高熱でもなく、娘をなだめ、相手をして、説得もしながら作った苦い思い出の絵です。
最後に3日間あまったのだけど、もう没頭するのは無理と判断して、雲のレタッチを試みました。
周りの雲の一部は、フォトショップのレタッチです。
雲ブラシを使ってます。

気ままな作品作りならよかったけど、これはコンテストで期限があったのであせりもしたし、この日までにやらなきゃといいう気持ちがありました。
娘を二の次のしてしまった、という罪悪感もあって、これ以降、冬に近づいた時のコンテスト参加はやめようと思いました。

以後、急な仕事が入って、私も風邪をひきつつ徹夜をしてしまい、期限があるものは辛いなあと改めて思いました。
この時も、まだ体調が一定しない娘を追い払いながら仕事したので、精神的に辛かったです。
仕事だとしても、娘を追い払って仕事する現実はかわらず、罪悪感もそれなりにありました。
(検査の病院代もかかったし)

以後、もしいい季節でも娘が病気をして、趣味としてのCGの期限だったら、潔く諦めようと思ってる次第です。



エコシステム三層は画像にして図で見てもらいたかったのですが、今はパソコンが違って、とてもデータを読み込める状態ではないので、省略します。
気が向けば、Vue作成過程として出すかもしれません。

3DCGの理系、文系アンケートは期限を延ばします。
いつでもどうぞ~。

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大垣コンテストとVue8 [CG Gallery (Vue)]

目線をかえれば、ひょっとしたら出れるかも? しれません。
かも、です。
絶対に間に合わせるって気持ちはないですが、時間が前以上に取れないこともあるので、やり残してもレンダリングして出しちゃうかも。

参加することに意義があるのよ、きっと~。

そういえば、Vue8日本語版が出ちゃいましたよ。
しばらく価格表を見てたこともあって、Vue8のアップグレードはずいぶん安いですよ!
Vue7の時と違って。
Vue7とVue8はそんなに機能に違いが見れない、っていう噂も聞くから、日本語ローカライズがたやすかったのかも。(前回のこともあって、そこらへんにかかる経費も色々考えてしまう)

だから前回の英語版の交渉は日本人は除外だったのかなあ。
Vue8がほしいのならイーフロンティアとコンタクトとってね、ってあったけど、あれは詳しく書けないだけで、実はイーフロンティアからもうすぐVue8が出るよーって布石だったのかなあ。
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One fine day [CG Gallery (Vue)]

oneday.jpg

(画像クリックで元サイズの画像が出ます)

使用ソフト:Vue6 Infinite,Poser6,photoshop

大気モデルは、スペクトラル大気を使用。
照明モデルは、グローバルイルミネーションを使用。
レンダリングはウルトラを使用。

絵の順番としては、空の冒険の方が先なのですが……。
これは、年末に出した画像の一部分を紹介、と書いた絵の全体図です。
あの動物について、こっちの絵の方に興味のある方が多数いらっしゃるようなので、空より、こちらを先にしました。
ええと、牛、羊、やぎ、鹿、と色々な動物の名前を皆さん挙げてくれました。

私も詳しくは知らなかったのですが、過去に見た動物のドキュメンタリーで、崖とかで見たことあるような……。
確か、角はホーンというから、ホーンがつく動物だろう、と思って検索をかけたら、判明しました。

正確にはビッグホーンシープ(オオツノヒツジ)のようです。
写真を見るとそっくり。
草原や断崖などを生息地にするようですが、こーんな人家の見える近くまでは来ないような気がします。
が、描いちゃったし、イメージしちゃったし。
ウシ科ヒツジ属なので、牛、羊、と思われた方は、そっちの方が近いのかもしれませんねー。

以前から、主に自然の中の動物や人を描きたいなあ、と思っていたので、それに相応しいPoser6を購入しました。
Poserは、フィギュアである関節部分を動かすことで、どんなポーズもテクニック次第で作ることができるソフトです。
フィギュアは有料が多いですが、その分、出来はよくアップにも十分に堪えられます。ついているレンダリングも優秀です。ただ……人物を本気モードでやろうと思ったら、根気とお金がかかるソフトでしょうか。

まだ使い始めたばかり(というより、ロクに触ってない)ので、何とも言えないのですが、動物なら着せる服なぞいらないので、まだ金銭的にもマシかと思います。

この絵の全体像はこんな感じ。

zentaizu.jpg

黄色の光は点光源です。
色々な位置に今回は仕込んであります。

少し離れたところにある楕円形の羅列は、メタクラウドです。絵でいうと、家と林がある辺りの上空の雲にあたります。
あの辺りの雲は、メタクラウドで作られてます。

そして更に向こうの地形は、家の後ろの林を作っている地形です。
木は二種類。エコシステムで植えています。

ここで使っている動物、ビッグホーンは、Poserに標準でついてきているものです。
Poserで見ても割合にいい出来で、Vueに持ってきても大丈夫かもしれないと思い使用しました。
好きなように動物を動かせるということは、Vue単体では出来ないことです。(現在、Vue7や8では動作付きのオブジェクトが販売されているようですが)

向こうにいる二頭は角を突き合わせていますが、遊びの一環です。今は平和であり、何の心配もない。
真正面を向いているのは、見張り役。外敵が来ないか警戒。
手前で草を食んでるのは、少しまだ身体が小さめの個体です。見張り役がいるので安心している様子。
向こうの木の近くで空を見上げてるのは、今日もいい天気だなあ、という感じで。

小規模な群れだったら、各々がこんな行動かな? と想像しながら作ってみました。
本当は何か写真を見れば確実なんですがね。
実物を見てしまえば、それに似せなきゃならない、と思って却って作れなくなるのを懸念して、今回は参考にしたものはありません。

なお、現在のトップ絵は、これと同じものです。
が、鳥はいません。トップ絵と同じではないけれど鳥は一応描いてたのですが、途中で違和感が増したので、思い切って削除しました。
それから、見比べればわかると思いますが、トップ絵の木の幹が違ってます。
トップ絵では、木のオブジェクトそのまんま使いましたが、本番では、木の幹が白くて安っぽく見えた感じがあるので、テクスチャを変更しています。

この絵は、珍しく自分でも気に入ってます。(ドルフィンスカイとか、最後まで思うように仕上がってくれなかったから)
やっぱり、こういう自然の動物の時間を描くのが好きなんだなあ、と。
だとしたらPoserもっと覚えないといけませんけど。

これは、地形や、点光源の配置、メタクラウドなど、解説を詳しくやっていこうと思うので、この絵で残り3回ぐらい付き合っていただけると幸せです。

e-onPotD2010.gif
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Wild Dolphin of the SunsetⅡ [CG Gallery (Vue)]

wild_dolphin2.jpg

(画像クリックで元サイズの画像が出ます)

以前のワイルドドルフィンをフォトショップで、自動レベル補正しただけのものですー。
いつも、いろいろと試してはみるんですが、ここまで劇的に色が変化して鑑賞できるまでのは、はじめてなので、いっそ載せてみました。

……初期の頃のラッセンのようです。
今もあんな海洋系の絵を描いておられるんでしょうかね? 私が高校の頃にもてはやされていたような。

幻想的な色合いは、リアルさとは、ほど遠くなりますねー。
拡大すると、白がきついような気がしますー。まあ、自動補正なんで、こんなもんでしょう。
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Wild Dolphin of the Sunset [CG Gallery (Vue)]

wild_dolphin.jpg

(画像クリックで元サイズの画像が出ます)

使用ソフト:Vue6 Infinite,photoshop

大気モデルは、スペクトラル大気を使用。
照明モデルは、環境閉塞を使用。
レンダリングはウルトラを使用。

夏休みに入ってしまって、娘が遊べ、遊べと来るのであまりVueは進んでませんでしたが、一応、出来上がりました~。
Vueではじめて作った夕焼けです~。

夕焼け、好きなんですけどね~。
Terragenソフトの時は、よく夕焼けは作ってたような気がするんですが、Vueでは、夕焼けの練習すらしたことなかったです。
なんていうのか、Vueでは空の描き方が秀逸で、Terragenソフトは、空も自動生成で運次第みたいなところがあるんですが、Vueは編集次第でいくらでも空の表情を多彩に扱えるのです。

だから安易に夕焼けを作ると勿体ないというか~私の作品速度が遅いせいもあるんですけど。
てつぶろぐのてつさんとかは空に凝ってましてね。
空に命を賭けてる! みたいなところがあって男だなあ、と思いますよ。(え? 違う?)

今回、夕焼けはぶっつけ本番。
いや、難しいなあ。
今のうちの家の立地は、東の方はがらがらなんですが、西の方は住宅がひしめいてて、ちっとも夕焼けが見えません。つまらん。

大気の雲は、5つ使ってます。
主に積雲を使っていて、一番下の海面に近いところが暑い積雲です。
後は乱れた積雲とか色々な積雲を編集して作ってます。

おわかりかと思いますが、前回のDolphin skyを夕焼けにしたものです。
前回のイルカが平和そうに空を見ていてその後、夜が迫りつつある、ってところです。
昼は二頭だったけど、もう一頭、増えて遊んでます。

イルカが跳ねているところを一度描いてみたくて、それなら夕焼けかなあ、と思ったのも理由の一つ。
飛沫もぜひ描きたかったので、飛沫が目立つ夕焼けというところもポイント。
青空だと、雲があったら目立たない場合もありますからー。

飛沫は、地形を編集して作ってます。Photoshopでやるの下手なので。

実は手前には、植物とトンボがあったのですが……。
前景には奥行きを出すために何かを置いた方がいいのですが、これをやったら浮いた……のでやめました。
トンボは、これ。

tonbo.jpg

浮いた、という原因は、ライトです。
この絵は実は暖色系の補助ライトを使ってるのです。
だからこそ、逆光でも島の岩や草がシルエットで真っ黒くならずに、何とか判別できるようになってるんですが。

でも、これだとライトの近くに程近いオブジェクトは浮いて見えるんですよー。
これの前のDolphin skyでここの位置にあった岩も、少し変。補助ライトの色がついてます。

それに、この絵だと、前景に何か持ってくるのは野暮なのかもしれないな、と思い、結構苦労して前景を描いていたのですが、全部とっぱらいました。

ちょっと惜しい気もしますが、私の腕前では、後ろのイルカたちに合う前景を描くのは無理なようです~。
ダメだ、何を置いても野暮ったい……。
といって、草むらを置くのは不自然だろうしな~。

この辺で足掻くのをやめときます……。
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Dolphin sky [CG Gallery (Vue)]

dolphinsky2.jpg

(画像クリックで元サイズの画像が出ます)

使用ソフト:Vue6 Infinite,photoshop

大気モデルは、スペクトラル大気を使用。
照明モデルは、環境閉塞を使用。
レンダリングはウルトラを使用。

えー……イルカです。
見たまんま。

海に二頭、空に一頭います。(見ればわかるってば)

もし空にイルカの形をした雲があったら、それをイルカが見ることが出来るでしょうか?
どうだろう?
水の中と違うから、見当がよくつきませんが……。

水の中で野生のイルカに絵を見せるというテストを過去にされた方々がいました。
子供がイルカを描いた絵を、ポリエチレンのビニール袋に入れて、イルカ本人に見せました。
イルカは興味深く、じっと絵に見入っていたそうです。

次に鏡で自分の姿を見たらどういう反応を示すだろうか、と鏡をイルカに見せ、そのイルカが鏡の中の自分を認識した途端、感情的にひどく動揺して鏡を叩き落としてしまったそうです。

本来、イルカ自身が重視するのは、視覚より聴覚の割合が多く、パルス音を出して、物体に反射した音から、距離やその物体の形などを認識します。
絵と鏡の違いは、イルカの姿のリアリティの違いなんですが、絵の方はイルカも視覚で絵として捉えたようです。
つまり、絵であり、平面であるのが正しいんですね。
この場合も、パルス音を出して、それが平たいものであると感じたわけです。

しかし、鏡の方は、リアリティがありすぎます。イルカ本人なのですし。
まず視覚で、絵ではない別の個体のイルカがいると思います。
ですが、次にパルス音を出すと、平たいものという答えが返ってきます。
視覚と聴覚が一致しないので、イルカは混乱をきたすそうです。

音で見えなくて、でも、目では見える、という矛盾ですね。

その後、イルカは鏡を何度も叩き、ついには体当たりして粉々にしてしまったそうです。
この行為は、悪意よりイルカとしては善意で、正体不明のわからないものに、友人(実験をした人間のことですね)達を触れさせてはいけない、という防衛本能が働いたようです。

飼われているイルカなら、訓練で鏡とはこういう性質のもの、ということを覚えるかもしれませんが、野生下では、こういうワイルドな結果になるようです。

空のイルカを見る分になら、パルス音もきかないので、空に自分たちの絵が描いてあるよ、ぐらいの認識で済むのじゃないかな~と思って、この絵を描いた次第です。

イルカが見上げるのを上手くできませんでした~。
Vueについているイルカの質感をさんざんいじって、なめらかな感じを出したつもりだったんですが、うーん。
ちゃんとしたイルカを使った方がよかったのかもしれませんが……。(DAZとかなら山ほどありそう)

空のイルカはVueで描いてます。
雲の質感で。

ただし、別のシーンファイルを使い別レンダリングです。
その後、Photoshopで合成して空へ持ってきてます。

雲のイルカもなかなか上手くいきませんね~。
海外のチュートリアルを訳して、一応やってみたんですが……。空と自然になじませるのに苦労しました。
自然になじんでいるように見えたら成功なんだけどな~。

空にイルカの雲がこんなにはっきりと出るわけがないので、これこそ絵だろう! ってことで、珍しく枠を作りました。
いや、簡単だと思ったら枠も結構、手間取っちゃって。
下手にPhotoshopを知っているので、却って時間かかったような……。
よくお友達がCGに枠をつけてるんですよー。
枠をつける時の絵は、印刷する予定がある絵とかの時が多いです。

水の色が微妙に違うのは、底にもう一つ地形オブジェクトを重ねて、色を変えたりしてます。
深いグリーンを目指したのだけど、コンセプトは楽しかったのに、自分の技量がちょっとついていかなかった絵かな~とも思います。

まあ、最近暗い絵が続いたので、夏らしい絵が出来て結果オーライということにしておきます。

参考書:野生イルカとの交流記~Follow a Wild Dolphin~

タグ:Vue イルカ
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Interest [CG Gallery (Vue)]

god-ray7.jpg

(画像クリックで元サイズの画像が出ます)

使用ソフト:Vue6 Infinite

大気モデルは、スペクトラル大気を使用。
照明モデルは、環境閉塞を使用。
レンダリングはウルトラを使用。


この絵には、私のブログのリンク、『読んでいるブログ』にも入れてある、mindvueさんがモデリングされた飛行機を使わせていただいてます。
以前の『TIME』でも戦闘機のフリーモデルを使わせていただいているのですが、凄くクオリティの高いモデリングを次々と作られる方です。
主に飛行機を作られてますが、船舶や列車などもあります。
素晴らしいShade使い。

その後、この型の飛行機もフリー配布されたので、(太っ腹な)ぜひ、飛行機の存在感を押しだすような、それでいてオリジナリティを出したものを描きたいと思いました。

……やはり飛行機が映えるのなら、空に凝るべきでしょう!
と、大気の練習を兼ねて、思考錯誤して飛行機が映える……と思うような雲を作っていったのですが、空が出来た時点で、他になーんにも考えてなかった。

空はゴッドレイもどきになってはいるけど、空と飛行機だけでは、オリジナリティがあふれているとは言い難いような……。
私は、意図や主題が汲み取れないような絵はギャラリーに入れないようにしてあります。

そして、そのまま放置すること、5ヶ月以上。



この前の絵(The storm comes!)も長く放置した末に完成し、その際に放置していたこの飛行機の絵も見てみる。
下に水面が入ってるから、ゴッドレイの反射は綺麗だけども、うーん、このままブログのバナーにしか使うしかないのか?
しかし、バナーはいずれ季節ごとに取り換えてしまうし、それではあまりにも、このモデリングに対する扱いが失礼過ぎる……。



何とか、自分が納得いくように仕上げなければ! と何とはなしに地面を作り、草木を生やして……。
カチカチとマウスを動かしながら完成した絵が上のもの。

Interestは、興味の意味。

犬が二頭描いてありますが、飛行機を要に、それぞれの犬の個性を描いたものです。

ちょっとした音や異変にも敏感に、そして興味深々に近づくもの。
耳を動かし、薄目で音の発信源を確認し、自分に危害がなさそうなことを感じ取ると、急に興味を失ったように、また以前と同じ姿勢に戻るもの。

この絵では飛行機は、かなりな低空を飛んでいるので、ジェット音が凄いだろう、というところから話を膨らませて、音に敏感な犬を描きました。
興味津々な様子の犬が描けていたら成功です。

うちで昔飼っていた犬は、興味の対象がある時、微動だにせず、仁王立ちのようになって、その対象物を見つめていました。
どの犬もこんな感じなのかなあ。

雲のもくもくは、メタクラウドを、いくつか重ねて使用してます。
ジェット機のクオリティについては、言わずもがな、なんですが、上に太陽があると、飛行機の逆光ぐあいがリアルに見えるようで気に入ってます。
それから、今回は、Vueに標準付属のオブジェクトに助けられました。(犬たち)

なにより、ちゃんと自分が納得できる絵になった、というところが嬉しい点です。
もともと、空や飛行機の位置などは気に入ってたものだったし、上手くまとめられたという意外性、そして昔飼っていた犬も思いだせて、自分で見ていて嬉しい絵となりました。


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The storm comes! [CG Gallery (Vue)]

sunder111-urutora1.jpg

(画像クリックで元サイズの画像が出ます)

使用ソフト:Vue6 Infinite,Photoshop

大気モデルは、スペクトラル大気を使用。
照明モデルは、グローバルイルミネーションを使用。
レンダリングはウルトラを使用。

シークレットパズルの絵をこちらにアップしました。
これはアーティストサイドで活動をしていた時、作りかけていた絵です。随分と前です。

しかし、手前の倒木のあたりにキノコを植えるところで、気が抜けたのか力尽いたというか、別の方向の絵に興味が湧いたのか、しばらく止まってました。
後、雷の処理が面倒でやめていたというか。

いつも晴れ渡る空ばかり描いていたので、こう、薄暗い空を描いてみたくなったので、空を適当に編集した後に、メタクラウドの雲をいくつもおいて、こう、もやもやと悪い天気になりつつある様子を描いたつもりです。
やり方としては、以前の絵の『Alone in the dark sea』での空の作り方に非常に似ています。

天気が崩れる前は、暗い空に妙に明るい白い雲や真っ黒な雲が、もうもうとしてませんか?
同様に、今度は晴れる時も、同じように白いのや黒いのが沢山で、遠くの空に押しやられてるのをよく見ます。

単純な構成ですが、嵐を察して鳥はねぐらへ避難、猫も急いで家路へ、そして蝶も早々と草の裏側に隠れます。
そして、家人は急に暗くなったのに気づき、家の灯りを急いで灯します。
明るい灯を見て、猫は、ますます歩調が早くなります。

猫はフリーのものを使いました。
テクスチャがついていないものだったので、これの猫の身体のテクスチャは、実は木の木目です。
毛皮のフリーテクスチャもあったのですが、明るいところで使うならまだしも、こんな暗い画面で使うと、ぜんぜん毛の質感がなくなりました。

よって考えた末、木の木目を使うに至りました。これだと、猫らしい模様に少しは見えてきます。

雷は、Photoshopで後処理という形で表現しています。
Vueのオブジェクトや木などを使って雷を表現するっていうこともできなくはないんだけれど、今まで拝見した絵は、どれもちょっと不自然に見えるんですよね。
逆に、これは凄く良い出来! という雷は、英文なんですが、それに付随して書いてくれてる人、いないんです。

Vueで表現してるのか、後処理でやってるのか、どっちなのか……。
知りたい!
(いやー、もう素晴らしい雷で、としか褒めようがないっていうのが海外のギャラリーにはあったりするので)


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Coming of spring [CG Gallery (Vue)]

oogaki3.jpg

(画像クリックで元サイズの画像が出ます)

使用ソフト:Vue6 Infinite

大気モデルは、スペクトラル大気を使用。
照明モデルは、環境閉塞を使用。
レンダリングはウルトラを使用。


以前、アーティストサイドでのコンテスト用に描いたものです。
ぎりぎりで描いたので、提出したものは、レンダリング時間短縮のため、負荷が一つ低いボリュメトリック大気でやりました。
これは、その改良版というか、スペクトラル大気で作ったもの。

ボリュメトリック大気とスペクトラル、どっちに軍配があがるか? を試したものだったので、それの詳細は別記事にて後日アップする予定です。

コンテストのお題は水だったので、ずっと以前から私のブログを見ておられる方は、気付くかもしれませんが、メッセージボトルの題名で描いていた構図と似ています。
ですが、これは最初から地形を作りなおしたものなのです。ですが、似せるように作ったので、以前の流用にも見えるかもしれませんねー。

水辺の石ころは当時、苦労してエコペイントで作ったので、そのままの状態で残しましたし。
(使えるものはそのままで残しています)

時間がせまっていたので、以前に決まっていた構図を採用した感じでした。
しかし、鮮やかな色の花、水の透明感、水の底の石など、良い季節の爽やかさを全面に押し出した感じにしているので、雰囲気は随分と違っているものになっていると思います。

私はよく小動物などを設置するのですが、これには時間が結構かかります。蟹や鳥の位置など。

広さを出す為に、画面の奥に大きい山並みを作りました。
今まで山って私の絵には出てきてないので、楽しんで作りました。花と水の色でアルプスの少女ハイジとかを思い出したせいか、雪山になりました。
普通の山も作ってみたけど、どうにも絵にならなくて。山は作ったことなかったからなあ。

花の群生は結構、時間がかかってます。
はじめは手作業で植えていこうっと、と思ったのですが、間に合わずにエコシステムで対応。
密度分布を使っています。
まんべんなく花の種類をばらまくのに苦労しましたが、エコシステムでわかっていなかった点や、なるほど! と理解できた点もありましたので、それだけの価値はあったと思います。(エコシステムでは基本的なことだろうと思うんですけど)

空は、こんな風に山にかかるような、今にも消えそうな雲を描いたのは初めてだったので、仕上がりや出来はともかく、楽しかったです。
そうかあ、こんな感じになるんだなあ、って。
山にかかる雲は、なんだか雰囲気が良くって、それだけでリアルっぽく見えるようで得した気分。
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